https://www.epochtimes.jp/p/2020/12/65495.html
米メディア「ナショナル・パルス(The National Pulse)」によると、CNN番組司会者とバイデン氏の顧問が11月、中国当局が主催した国際会議に出席したことがわかった。
中国当局は11月20日、広東省広州市で「第2回『読懂中国(中国を読み解く)』国際会議(The 2nd “Understanding China ”Conference)」を開催し、習近平国家主席は会議に祝辞を贈った。中国の国家イノベーションおよび発展戦略研究会、中国人民外交学会、21世紀理事会(バーグルエン研究所)、北京市政府が共同で主催した。
中国オンライン百科事典「百度百科」では、同国際会議の趣旨は「外国の友人に中国と中国共産党を理解させる上、中国人に世界を理解させる」ことにあるという。
また、今回2回目の会議の目的は、中国共産党と他の国の間で、国際社会における協力関係を強化することだという。
「ナショナル・パルス」12月2日付によれば、同会議で中国当局者約20人がスピーチをした。プロパガンダ機関である中国共産党中央宣伝部の黄坤明・部長(閣僚に相当)は、オンライン形式で会議に参加した。黄氏は習主席の祝辞を読み上げた後、演説を行った。
各国の代表者の中に、CNNのアンカーでジャーナリストのファリード・ザカリア(Fareed Zakaria)氏やバイデン氏のアドバイザーであるローレンス・サマーズ(Lawrence Summers)氏がいた。
サマーズ氏はクリントン政権2期目で財務長官を、オバマ政権1期目でホワイトハウスの国家経済会議委員長を歴任した。現在はバイデン氏の選挙活動アドバイザーに就任している。
また、オンラインで出席した各国の代表の中に、イギリスのゴードン・ブラウン元首相、オーストラリアのケビン・ラッド元首相、メキシコのエルネスト・セディージョ元大統領、世界貿易機関(WTO)のパスカル・ラミー事務局長、ドイツ連邦議会のヴォルフガング・ショイブレ議長など、各国政府の元要人と高官がいた。
「ナショナル・パルス」は、習主席は同会議に非常に高い関心を持っているとした。2019年の会議で、習氏は出席者と会談した。また、習主席は定期的に文書を発表し、同会議の活動を称賛した。李克強首相も欧米の出席者と座談会を行った。今年、習氏は「突如発生したウイルスの感染拡大で、人類が運命共同体だと改めて示した」とのメッセージを送った。
人類運命共同体の構築は習近平外交の中核であり、一帯一路によって実現されると中国政府は公言している。欧米諸国はその本質が中国を中心とする世界秩序の再構築であり、警戒を示している。
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